PCリンクスでは、パソコンの設定・修理から組込み機器の受託開発まで承ります。

 

CentOSにPowerAct Pro Ver.4をインストール

今年(2011年)は、計画停電が実施され、無停電電源装置(以後UPS)が見直されることとなりました。

サーバやパソコンは、テレビなどの家電製品と違い、いきなり電源を落とすと、ドライブ上のデータ(OSを含む)が破損し、OSが立ち上がらなくなる不具合が発生することがあります。
このような事態を避けるために、サーバの設置に合わせて、UPSを導入したいものです。

この記事は、停電発生時安全にサーバを停止させ、停電が復旧したら、何事も無かったように、元の状態に復帰することを目指します。UPSの導入により、安心してサーバの運用・管理をを行うことができるようになります。
Windowsパソコンのブラウザから管理画面にアクセスし、簡単に、サーバの電源管理を行うことができます。

ups 01 300x282 PowerAct Proのインストール

UPSは、OMRON社のBY35Sを採用しています。低価格ですが、国内メーカ製で性能もまずまずで、コストパフォーマンスは最高です。正弦波駆動出力と電池の期待寿命が4年~5年と長寿命であることがポイントでした。
詳細は、下記のカタログを参照ください。

OMRON BY35S カタログ

 

管理ソフトウェアのLinuxへの対応状況

UPSを管理するソフトウェアは、製品に同梱されている”PowerAct Pro Ver.4″というソフトウェアを使用します。
レッドハット社のRHEL5に対応していますので、CentOSで動作するように調整します。

OMRON FAQ 01 300x125 PowerAct Proのインストール

PowerAct Proは、のバージョンは、
最新バージョンの4.3を使用します。
(2011年10月現在)

機器構成とインストールパッケージ

サーバには、MicoServerを使用します。
サーバとUPSとの接続は、UPS付属のUSBケーブルを使用します。

UPSの監視、及び設定は、ローカル内に設置されたリモートPC(Windowsを搭載したパソコン)から行うようにします。
このような構成で使用する場合、サーバに専用のソフトウェア(PowerAct Pro Ver.4)をインストールする必要があります。

  • サーバ(MicroServer)には、PowerActPro Ver4.3のマスターエージェントのLinux版をインストール
  • リモートPCは、何もインストールする必要はありません。

複数台のサーバを制御したい場合は、PowerActPro Ver4.3のスレーブエージェントをインストールする必要がありますが、今回は、サーバ1台のみなので、マスターエージェントのみを導入すればOKです。
詳しくは、下記の資料を参照ください。

BY35S取扱い説明書 

BY35S 仕様書

 

事前準備

PowerAct Pro のMasterAgentパッケージをインストールすると、httpd.conf ファイルを書き換えてしまうので、元に戻せるように、事前にバックアップしておきます。設定ファイル等は、すべて手動で変更を実施します。

[root@ms01 ~]# cp /etc/httpd/conf/httpd.conf /etc/httpd/conf/httpd.conf.bak
[root@ms01 ~]# ll /etc/httpd/conf/
-rw-r--r-- 1 root root 35001  9月  3 10:06 httpd.conf
-rw-r--r-- 1 root root 35001  9月  3 10:29 httpd.conf.bak

また、PowerAct Pro Ver.4は、lm_sensorsとexpectパッケージがインストールされている必要がありますので、確認しておきます。インストールされていない場合は、事前にインストールしておきます。

[root@ms01 ~]# rpm -q lm_sensors expect
lm_sensors-2.10.8-2.el5.elrepo
expect-5.43.0-5.1

パッケージのインストールに進む前に、下記の資料に目を通しておく作業がスムーズに進められます。

PowerAct Pro Ver4.xコンソールモード設定ガイド

自動シャットダウンソフト クイックインストールガイド

 

PowerAct Pro Ver.4 のインストール

オムロンのWebサイトから、必要なプログラム(lzh形式)をダウンロードし、解凍後、rpmパッケージをサーバにアップロードします。
こちら PwerAct Pro Ver.4 のダウンロードサイト からダウンロードできます(ただし、ユーザ限定です)
ここでは、rootディレクトリへインストール用のrpmパッケージがアップロード済みであるものとします。

[root@ms01 ~]# ll
-rw-r--r-- 1 admin users 37207462  9月  3 10:34 PowerActPro-MasterAgent-4.3.i386.rpm

PowerActProパッケージをインストールします。

[root@ms01 ~]# rpm –ivh PowerActPro-MasterAgent-4.3.i386.rpm

このライセンスに同意いただけますか?            -> ‘y’ を入力します。
ups 02 300x242 PowerAct Proのインストール

SSL通信を行うかどうかの設定を行います。             -> ‘n’を入力します。
*外部ネットワーク(インターネット)からのアクセスは、一切禁止なので、SSL通信は使用しません。
ups 03 300x199 PowerAct Proのインストール

パスワードを入力します。
Password:******
Reconfirm Password:******
ups 04 300x195 PowerAct Proのインストール

 

コマンドで、「/usr/lib/PowerActPro/MasterAgent/config.sh を実行するように」と表示し、インストールが終了します。
ups 05 300x242 PowerAct Proのインストール

次に、マスターエージェントの設定を行うために、config.shを実行します。

[root@ms01 ~]# /usr/lib/PowerActPro/MasterAgent/config.sh

コンピュータに接続されている無停電電源装置(UPS)の検知 -> ‘1’ を入力します。
検知方法を選択します。「1.自動」、「2.手動」から該当するものを入力します。自動の場合は、ポートスキャンが開始されます。
ups 06 300x173 PowerAct Proのインストール

「USB1にBY35Sを見つけました」と表示します。
ups 07 300x173 PowerAct Proのインストール

・バッテリ使用開始日(バッテリ交換日)を設定します。
 UPSのバッテリーの使用開始日(交換日)、次回交換予定日を入力します。
 4桁の西暦、2桁の月、2桁の日の順に”-”(ハイフン)で続けて入力します。
 入力後、確認メッセージが表示されますので、問題がなければ”1″を、訂正する場合は”2″を入力します。

ups 08 300x189 PowerAct Proのインストール

Enterを押します。
ups 09 300x185 PowerAct Proのインストール

・待機時間の設定 -> 300秒(5分)を入力します。
 無停電電源装置(UPS)が電源の異常を検知してから、シャットダウン動作を実行するまでの待ち時間を、任意の数字で設定します。
 ※UPSが電源異常を検知しても、この遅延時間が経過するまではシャットダウン動作が保留されます。
 ※デフォルト設定は60秒です。
ups 10 300x175 PowerAct Proのインストール

シャットダウン開始遅延時間の設定   -> 複数台のサーバをシャツトダウンする場合のDelayなので今回は、0でOKです。
シャットダウン動作の開始後、さらにシャットダウン動作の開始を遅延させたい場合、その時間を任意の数字で設定します。
ups 11 300x174 PowerAct Proのインストール

・外部コマンドラインの指定   -> 何もコマンドは実行させないのでそのまま、enterを押すします。
 シャットダウン動作が開始されるのと同時に起動されるプログラムを指定することができます。
 例えば、バックアップデータを特定のディスクに保存するなどのプログラムを起動することができます。
ups 12 300x180 PowerAct Proのインストール

  ・外部コマンド実行時間の設定           -> 外部コマンドは実行しないので、そのままenterを押します。
 外部コマンドの実行に必要な時間を設定します。
ups 13 300x193 PowerAct Proのインストール

・シャットダウンに必要な時間の設定   -> 180sec(Defaultは2分)に設定します。
 OSのシャットダウン(約40秒)時間にマージンを加えた値を設定します。
ups 14 300x193 PowerAct Proのインストール

・終了モードの設定
 OSの終了モードを設定します。Linux版は「シャットダウン」のみ設定可能です。”1″を入力して「Enter」を押します。
ups 15 300x193 PowerAct Proのインストール

 ・UPS自動停止の設定         -> シャットダウン完了後、UPSは自動的に停止させます。1を入力します。
 コンピュータのシャットダウン完了後、UPSを自動的に停止させるかどうかを選択することができます。
ups 16 300x193 PowerAct Proのインストール

 ・その他デバイスの設定
 UPSに接続されているその他のデバイスへの出力停止までの時間を設定します。
 BY35Sは、出力コンセントAなので、出力停止までの時間は設定できません(0秒で固定)
ups 17 300x175 PowerAct Proのインストール

・最大バックアップ時間の設定            -> 初期値のままで使用(0分)するので、そのままenterを押します。
 入力電源異常時、UPSが最大何分間のバックアップ運転が可能かを設定します。

ups 18 300x193 PowerAct Proのインストール

・UPSスタート時間の設定    -> 初期値のままで使用(0分)するので、そのままenterを押します。
ups 19 300x193 PowerAct Proのインストール

 ・バッテリが空の状態での容量の設定 -> 初期値のままで使用(0%)するので、そのままenterを押します。
ups 20 300x193 PowerAct Proのインストール

・UPSコールドスタート機能の設定      -> “1”を選択し、有効にセットします。
 UPSのコールドスタート機能を有効にするかどうかを設定します。
ups 21 300x193 PowerAct Proのインストール

・ネットワークポートの設定    -> 各ポート設定は、初期値で使用するので、enterキーを押します。
 マスターエージェントと各スレーブエージェントの通信に用いる通信ポートを設定することができます。
 「HTTP」、「HTTPS」、「SMTP」、「Syslog」、「SNMP」の順に、ポートを任意の数字で設定する。
 ※デフォルト設定は 80(HTTP)、4430(HTTPS)、25(SMTP)、514(Syslog)、161(SNMP)
ups 22 300x185 PowerAct Proのインストール

・リモートアクセス機能の設定             -> リモートコンピュータから操作するので”1”を選択します。
 リモートコンピュータからのマスターエージェントの操作を可能にするかどうかを設定します。
ups 23 300x184 PowerAct Proのインストール

・ブロードキャスト機能の設定              -> ブロードキャスト機能はEnableを選択します。
 ブロードキャスト機能を有効にするかどうかを設定します。
ups 24 300x193 PowerAct Proのインストール

・SNMPサービス制御の設定 -> SNMPサービスの制御機能は非搭載なのでStop(停止)を選択します。
 NMPサービスの制御を設定します。
ups 25 300x193 PowerAct Proのインストール

 下記のように設定内容が一覧で表示されるので、設定内容に間違いがないかを確認し、OKなら”1″を入力します。
ups 26 300x242 PowerAct Proのインストール

 インストールされたPowerActProパッケージを確認します。

[root@ms01 ~]# rpm -q PowerActPro-MasterAgent
PowerActPro-MasterAgent-4.3-20110217

次に、ログインIDとパスワードの登録・削除を行います。
AccessRighを起動して、新規IDとして”admin”ユーザを新規登録します。
登録したIDは、PA2Account ファイルに暗号化処理を施されて、保存されます。

[root@ms01 ~]# /usr/lib/PowerActPro/MasterAgent/AccessRight

ups 27 300x123 PowerAct Proのインストール

Select Number:1 を入力し、enterキーを押します。
ups 28 300x180 PowerAct Proのインストール

 User ID : admin を入力し、enterキーを押します。
ups 29 300x180 PowerAct Proのインストール

Password : ****** を入力します。
Reconfirm Password : ****** を再度入力し、enterキーを押します。
ups 30 300x180 PowerAct Proのインストール

 Access Right : 1 を入力し、enterキーを押します。
ups 31 300x180 PowerAct Proのインストール

 User List にadminが追加されていることを確認します。

 -> 問題なければ、Select No: 6を選択し、設定を終了します。

ups 32 300x180 PowerAct Proのインストール

マスターエージェントのスタート・ストップ動作

マスターエージェントスタートコマンドを使用して、エージェントをスタート/ストップさせることができます。
1の入力は、トグル表示となっています。エージェント’Stop’時は、自動的に’Start’と表示します。エージェント’Start’時は、自動的に’Stop’と表示します。

[root@ms01 ~]# /usr/lib/PowerActPro/MasterAgent/AgentManager

マスターエージェントが稼動している時は、1.Agent Stopが選択可能となります。
ups 33 300x132 PowerAct Proのインストール

 マスターエージェントが停止している時は、1.Agent Start が選択可能となります。
ups 34 300x125 PowerAct Proのインストール

リモートPC(Windows搭載パソコン)からのアクセス

PowerAct Proモニタをコンソールモードで表示する場合は、以下の操作を実行します。
マスターエージェントをインストールしたサーバへ、ターミナルソフトを使用してログインします。
(SSH対応のターミナルソフトを使用します)

[root@ms01 ~]# /usr/lib/PowerActPro/MasterAgent/PowerActProConsole

ネットワーク上のエージェントを検索し、モニタするエージェントのIDなどの情報を確認します。
ups 351 300x137 PowerAct Proのインストール

 IPアドレスで入力したいので、’3’を選択します。
ups 36 300x173 PowerAct Proのインストール

 マスターエージェントのホスト名を入力        ->IPアドレス192.168.0.26を入力します。
ups 37 300x173 PowerAct Proのインストール

 User ID を入力             -> 設定時に登録したID ‘admin’とそのパスワードを入力します。
ups 38 300x173 PowerAct Proのインストール

PowerAct Proモニタのメイン画面が表示されれば、正しく動作しています。
ups 39 300x214 PowerAct Proのインストール

 0を入力し、PowerAct Proのコンソールを終了します。
ups 40 300x196 PowerAct Proのインストール

インストールに使用したrpmを削除しておきます。

[root@ms01 ~]# rm -f PowerActPro-MasterAgent-4.3.i386.rpm

 

PowerActProの動作確認

リモートPCのブラウザから、PowerAct_Proへアクセスします。
http://サーバのIPアドレス/PowerAct_Pro/  と入力すると、下記のエラーが表示され、アクセスできません。
ups 50 300x155 PowerAct Proのインストール

インストール直後の状態は、Web上で管理画面にアクセスできないこと意外は正常に動作している模様です。
・停電時、自動でシャットダウン動作(OSシャットダウン時間は実測で40秒くらい)
 停電後5分間まって、自動でシャットダウン動作します。
 その後、3分経過後、UPSの出力が停止します。
・コンソールモニタは正しくUPSの情報を表示しています。
・起動時の表示 -> PowerAct Pro は正しく起動しています。
ups 51 300x160 PowerAct Proのインストール

PowerAct_Pro4.3をインストールすると、httpd.confファイルにPowerActPro関係の設定が、勝手に追加されてしまい、不具合が発生する場合があります。
PowerActProのインストールプログラムでは、httpd.conf ファイルの設定を元に戻すためのスクリプト(set_httpd.shファイル)が用意されているのですが、如何せん、追加された設定を完全に元に戻すことができません。httpd.confの設定は、手作業で元に戻さなければなりません。

事前にバックアップしておいたhttpd.conf.bak をhttpd.confへコーピーして、http.confを元に戻します。

[root@ms01 ~]# cp /etc/httpd/conf/httpd.conf.bak /etc/httpd/conf/httpd.conf
[root@ms01 ~]# ll /etc/httpd/conf/
-rw-r--r-- 1 	root root 35001  	9月  4 	11:30 	httpd.conf
-rw-r--r-- 1 	root root 35001  	9月  3 	10:29 	httpd.conf.bak

次に、PowerActPro用のconfファイルを新規に作成します。 /etc/httpd/conf.d にpoweractpro.conf ファイルを新規に作成します。httpd.confには、追加・修正は行わないものとします。

  • アクセスは内部ネットワークからのみ許可します。外部(インターネット)からのアクセスは不可とします。
  • cgiプログラムの位置指定(ScriptAlias /cgi-bin ”/var/www/cgi-bin”)します。
  • PowerAct_Pro ではなく、upsでアクセスさせるようにします(Alias /ups “/var/www/htdocs/PowerAct_Pro”)

 

[root@ma01 ~]# pico /etc/httpd/conf.d/poweractpro.conf
#PowerAct_ProDirectoryConfigStart
#
#内部からのアクセスのみ許可する

ScriptAlias /cgi-bin "/var/www/cgi-bin"

AllowOverride None
Options None
Order deny,allow
Deny from all
Allow from 127.0.0.1
Allow from 192.168.0.0/24

Alias /ups "/var/www/htdocs/PowerAct_Pro"

AllowOverride None
Options -Indexes FollowSymLinks
Order deny,allow
Deny from all
Allow from 127.0.0.1
Allow from 192.168.0.0/24

ErrorDocument 400 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 401 /cgi-bin/menu.exe
ErrorDocument 403 /cgi-bin/menu.exe
ErrorDocument 404 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 405 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 408 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 410 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 411 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 412 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 413 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 414 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 415 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 500 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 501 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 502 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 503 /cgi-bin/errpage.exe
ErrorDocument 506 /cgi-bin/errpage.exe
#PowerAct_ProDirectoryConfigEnd

httpd.conf ファイルを修正したので、apacheを再起動させます。

[root@ms01 ~]# service httpd restart
httpd を停止中:                                            [  OK  ]
httpd を起動中:                                            [  OK  ]


<不具合対応―1>

ブラウザから、 http://www.pc-links.com/ups/ にアクセスすると、正しく表示しません。
一部の表示は出ていますが、画像ファイルがほとんど読み込めない状態です。
ups 52 300x270 PowerAct Proのインストール

不具合の原因は、
/var/log/httpd/error_logの内容を確認すると、「ドキュメントルートにPowerAct_Proのプログラムが配置されていない」というエラーが発生している状況です。

[Sat Sep 03 11:50:38 2011]
[error] [client 192.168.0.102] File does not exist:/ドキュメントルート/PowerAct_Pro,
referer: http://pc-links.com/cgi-bin/menu.exe

 <対応>
仮想サイトのドキュメントルートへシンボリックリンクを張ります。実体は、/var/www/htdocs/PowerAct_Pro/

PoweAct_Pro は、/var/www/htdocs/ディレクトリに配置されていることを確認します。

[root@ms01 ~]# ll /var/www/htdocs
drwxr-xr-x 6 root root 4096  9月  3 10:41 PowerAct_Pro
drwxr-xr-x 5 root root 4096  9月  3 10:41 PowerAct_Pro_Mobile

ドキュメントルートに移動し、仮想サイトのドキュメントルートへシンボリックリンクを張ります。

[root@ms01 ~]# cd /仮想サイトのドキュメントルート/
[root@ms01 web]# ln -s /var/www/htdocs/PowerAct_Pro PowerAct_Pro

正しくシンボリックリンクが貼られたことを確認します。

[root@ms01 web]# ll
lrwxrwxrwx 1 	root site1      28      9月  3  11:57  PowerAct_Pro -> /var/www/htdocs/PowerAct_Pro
drwxrwsr-x 4 	apache site1 	4096  	8月 17 	18:18 	WEB-INF
drwxrwsr-x 2 	apache site1 	4096  	8月 17 	18:17 	error
-rw-rw-r-- 1 	apache site1 	6192  	8月 17 	18:17 	index.html

所有者・グループをapache:site1へ変更します。

[root@ms01 web]# chown -R apache:site1 PowerAct_Pro
[root@ms01 web]# ll
lrwxrwxrwx 1 apache site1   28  9月  3 11:57 PowerAct_Pro -> /var/www/htdocs/PowerAct_Pro

 
<不具合対応―2>

エラーログ内容を確認すると、下記のようなエラーログが記録されていることが判明しました。

[Sat Sep 03 12:00:53 2011]
[error] [client 192.168.0.102] Symbolic link not allowed or link target not accessible:
/ドキュメントルート/PowerAct_Pro, referer: http://pc-links.com/cgi-bin/menu.exe

このエラーメッセージは、パーミッションのエラーである可能性があります。

<対応>
/var/www/htdocs/PowerAct_Pro ディレクトリの所有者/グループを確認すると、”root”でした。

[root@ms01 ~]# ll /var/www/htdocs/
drwxr-xr-x 6 	root root 	4096  9月  	3 10:41 	PowerAct_Pro
drwxr-xr-x 5 	root root 	4096  9月  	3 10:41 	PowerAct_Pro_Mobile

/var/www/htdocs/ディレクトリの所有者/グループをapacheに変更します。
(ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリもすべて変更します)

[root@ms01 ~]# chown -R apache:apache /var/www/htdocs/
[root@ms01 ~]# ll /var/www/htdocs/
drwxr-xr-x 6 	apache apache 	4096  	9月  	3 10:41 	PowerAct_Pro
drwxr-xr-x 5 	apache apache 	4096  	9月  	3 10:41 	PowerAct_Pro_Mobile 

PowerAct_Pro ディレクトリの所有者をapache:apache へ変更後、正しく表示するようになりました。
ups 53 300x270 PowerAct Proのインストール

 <不具合対応―3>
apacheのエラーログに下記のようなエラーが記録されます。

[Sat Sep 03 16:01:21 2011] [error] [client 192.168.0.102] File does not exist:/ドキュメントルート/\xe3\x83\x87\xe3\x82\xb9\xe3\x82\xaf\xe3\x83\x88\xe3\x83\x83\xe3\x83\x97,referer: http://www.pc-links.com/PowerA……/pa034.htm

このエラーの内容を調べたところ、
\xe3\x83\x87….とある表示は、UTF-8文字コードで‘デスクトップ’という文字であることが判りました。
エラーログは、ドキュメントルート/デスクトップ/xxxxという名前のファイルが無いと言うエラーになります。
エラーを出力しているファイルは、/PowerAct_Pro/help/pa034.htm (pa036.htmも同様なエラーになります)

<対応>
pa034.htmのソースを見ると、下記の赤丸で囲まれたゴミが挿入されていました。Pa036.htmも同様です。
ups 961 PowerAct Proのインストール

原因がわかりましたので、ソースコードを下記のように修正します。
ups 97 PowerAct Proのインストール


その他、下記の13個の画像ファイルでエラーログが記録されますので、ファイル名を修正しておきます。

※Windowsでは、大文字/小文字は区別されませんが、Linuxでは別ファイルとして厳格に扱われますのでエラーとなります。オムロンのサポートには報告しておきましたが、Linux版の完成度は”イマイチ”ですね….. 

/var/www/htdocs/PowerAct_Pro/images/jp
Cancel-on.gif , Ok-on.gif , Ok-on.PNG , Cancle-on.PNG , 7.GIF , Search-on.PNG
ICMPOutletSetting-on.gif , Cancle-on.png , being-4.GIF

/var/www/htdocs/PowerAct_Pro/help/Online_Manual_Linux040713.files
image288.jpg , image289.jpg , Image315.jpg , Image316.jpg

<不具合対応―4>
下記のようなエラーがLogwatchに記録されます。

500 Internal Server Error
       /cgi-bin/information/firstpage.exe?iUPSNum=0: 2 Time(s)

/var/www/cgi-bin/ information/ディレクトリ内のfirstpage.exe ファイルを確認しますと、ファイルの所有者、グループが”root” になっていました。

<対応>
/var/www/cgi-bin/ディレクトリの所有者、グループを配下を含めて、apache:apache に変更します。

[root@ms01 ~]# chown apache:apache -R /var/www/cgi-bin/
[root@ms01 ~]# ll /var/www/
drwxr-xr-x  5 	apache    apache 	4096  9月  4 10:25 	cgi-bin
drwxr-xr-x  4 	apache    apache 	4096  9月  4 11:49 	htdocs

 

ブラウザ上での動作確認

リモートPCのブラウザから http://www.pc-links.com/ups/ へアクセスします。
ups 60 300x260 PowerAct Proのインストール

ログインすると、UPSの情報を表示し、各種制御を行うことが可能となります。
パスワードは、インストール時に設定したパスワード を入力します。
ups 61 300x200 PowerAct Proのインストール

ログイン後は、UPSのステータス確認と、各種機能設定を、ブラウザから実施することが可能となります。
ups 62 298x300 PowerAct Proのインストール

環境設定 -> 設定変更:待機時間 = 300秒(5分) シャットダウンに必要な時間 = 180秒(3分)
注意事項:サーバ2台接続時は、待機時間=180秒(3分)、シャットダウンに必要な時間 = 120秒(2分)
ups 63 300x239 PowerAct Proのインストール

  コンセント情報を確認することができます。
ups 64 300x255 PowerAct Proのインストール

スクリプトシャットダウンのパラメータを設定することができます。
MicroServerとは別にファイルサーバ等を使用する場合は、スクリプトによるサーバのシャットダウン機能を使用して、安全にサーバをシャットダウンさせることができます。
注意事項:サーバの電源とHUBの電源は、UPSに接続する必要があります。
ups 65 300x226 PowerAct Proのインストール

 スクリプトシャットダウン結果:合格と表示し、IPアドレスで指定した機器がhalt(シャットダウン)させることができます。
ups 66 300x239 PowerAct Proのインストール

  UPS起動/再起動 -> 停電後の再起動は1分待つ。また、バッテリ残量は30%以上ないと起動させないようにします。
ups 67 300x245 PowerAct Proのインストール

 Ping監視設定をおこなうことができます。
ups 68 300x258 PowerAct Proのインストール

 イベントログオプション設定をおこなうことができます。
ups 69 300x244 PowerAct Proのインストール

 データログオプション設定をおこなうことができます。
ups 70 300x254 PowerAct Proのインストール

 通信ポート設定 -> SNMP機能は搭載していないので、SNMP:しないに設定します。
ブロードキャスト:する(スレーブエージェントに対応)
ups 71 300x232 PowerAct Proのインストール

 メール設定をおこなうことができます。
ups 72 300x274 PowerAct Proのインストール

  SNMP V1設定 : SNMP機能を搭載していませんので、使用できません。
ups 73 300x279 PowerAct Proのインストール

 スケジュール運転の設定をおこなうことができます。
ups 74 300x240 PowerAct Proのインストール

  イベント情報 – criticalなエラーを検出し、電子メールを受信するように設定します。
ups 75 300x264 PowerAct Proのインストール

  イベント情報 – 通知先を設定します。
ups 76 300x241 PowerAct Proのインストール

 イベントログ情報を確認することができます。
ups 77 300x233 PowerAct Proのインストール

データログ情報 –> サーバの消費電力量 = 最大:61W | 平均:44W | 最小:40Wなどを確認することができます。
※左下のグラフ機能は正しく動作しません。操作するとマスターエージェントが停止してしまいます。
ups 78 300x265 PowerAct Proのインストール

 CO2のログ情報を確認でします。
ups 79 300x263 PowerAct Proのインストール

 終了アプリケーション情報を確認することができます。
ups 80 300x232 PowerAct Proのインストール

 エージェント検索をおこなうことができます。
ups 81 300x250 PowerAct Proのインストール

 ヘルプでドキュメントを参照することができます。
ups 82 300x241 PowerAct Proのインストール

 バッテリ交換日を設定することが出来ます。
ups 83 300x242 PowerAct Proのインストール

 バージョン情報を確認することができます。
ups 84 300x229 PowerAct Proのインストール

   システム情報 -> タイムアウトとなり、マスターエージェントが停止してしまいます(操作しないこととします)
ups 85 300x198 PowerAct Proのインストール

マスターエージェントが停止してしまいます(操作禁止)
ups 86 300x213 PowerAct Proのインストール

<対応>
コマンドラインから、エージェントマネージャーを起動させます。
根本原因は、tomcatが停止している環境でjavaを起動すると、落ちる模様ですが原因は不明です。

[root@ms01 ~]# /usr/lib/PowerActPro/MasterAgent/AgentManager

1を選択し、エージェントをスタートする。
ups 87 300x111 PowerAct Proのインストール

管理者情報を登録します。
ups 881 300x221 PowerAct Proのインストール

管理者情報が、日本語表示の場合、メールの差出人が文字化けしますので、ANK表記で登録するようにします。
ups 89 300x157 PowerAct Proのインストール

 <特記事項>
下記の機能は、PoweAct_Pro上からは、設定できません。
この2つの機能設定は、UPS本体背面のディップスイッチにより、ON/OFF の切り替えが可能となります。
 ・ ブザー音の設定                         :            ブザーをならさない(初期値はブザーをならす)
 ・ バッテリ自動テストの実施可否  :            テストする(初期値はテストする)
注意: ディップスイッチの設定を変更した時は、UPSのACコードを一旦コンセントから抜き、再度、挿入する
必要があります。

ups 90 296x300 PowerAct Proのインストール

停電試験 
設定:待機時間 = 5分、OSシャットダウン待ち時間 = 3分(OSシャットダウンは約50秒)
 ・待機時間が経過後、サーバはシャットダウンし、シャットダウン待ち時間経過後、UPS出力が停止します。
 ・待機時間待ちの間に停電が復旧した場合は、シャットダウン動作はキャンセルされます。
ups 91 300x203 PowerAct Proのインストール

5分経過すると、サーバは自動的にシャットダウンを開始します。さらに、3分経過するとUPSの電源がOFFします。
ups 92 300x188 PowerAct Proのインストール

停電復旧時、サーバを自動的にONさせるために、MicroServerのBIOS設定を変更します。
 ・Main – Restore after AC Power Loss 設定を ’Power on’ に変更します。
   本変更で、MicroServerは商用電源(AC)が供給されると、自動的に電源がONするようになります。
ups 93 300x248 PowerAct Proのインストール

復旧時の電池残量の詳細 (BY35Sは、60W負荷で約30分間、電池駆動できる能力があります)
結果:バッテリ駆動時間は約15分で、電池容量は51%残りとなりました(約半分の電気を消費)
ups 94 300x218 PowerAct Proのインストール

以上で、「PowerAct Pro のインストール」を終了します。

コメント

コメントを受け付けておりません。