PCリンクスでは、パソコンの設定・修理から組込み機器の受託開発まで承ります。

 

MegaRAID SAS 8704ELPのRAIDアレイを作成

MicroServerに、LSIロジック株式会社製のハードウェアRAIDカードを追加して、RAID0 アレイを構築します。
今回のRAIDカードは、中古で入手した「LSI MegaRAID SAS 8704ELP」で、リテール製品と同一品かどうかは判らないカードです。仕様は、「Adaptec RAID 3405」とよく似た仕様で、RAID5にも対応しています。

LSI MegaRAID SAS 8704ELP Product Breaf(英語)

SAS 8704ELP 300x225 RAIDアレイの作成(MegaRAID編) 

  500MHz Power-PC

  128MB DDRII 667MHz Cache

  RAID level 0,1,5 and 6

  Auto-resume on rebuild

このカードの内部コネクタはmini-SASコネクタで、MicroServerの内部コネクタと互換性があり、そのまま差し替えすることができます。ケーブルの長さも十分です。
CentOSでは、標準でMegaRAIDカードのドライバが組込まれており、カードを追加するだけで使用可能です。

前置きはこのくらいで、とりあえず、RAID0アレイ(単独)の構築をスタートします。

pcliユーティリテーを使用しての仮想ドライブの初期化

 LSIのMegaRAIDは、今回が初めてのインストールだったので、難儀しました。
何が判らなかったかと言いますと、電源投入時、POST(Power On Self Test)で、RAID BIOSの起動メッセージが表示され、指示通りにCtrl + H キーを押しても、WebBIOSを起動させることが出来ない状態でした。

MegaRAID 00 300x188 RAIDアレイの作成(MegaRAID編)

いろいろ調べていくと、ある条件を満たさないとWebBIOSを起動できないことが判りました。その条件とは

  • BIOSにドライブを認識させる為に、最初に論理(仮想)ドライブを作成しておく。
  • BIOS Setupを起動させ、作成した論理ドライブをBoot Device Priolity : 1番にセットしておく。

 この条件が判ったので、最初にCtrl + Y を押して、Preboot CLIを起動させます。

MegaRAID 01 300x188 RAIDアレイの作成(MegaRAID編)

RAID BIOS に組み込まれているpcliユーティリティーを使用して、論理(仮想)ドライブを追加します。
※この作業を最初に実施しないと、システムBIOSでRAIDドライブのプライオリティを1番にセットできません。

MegaRAID 02 300x188 RAIDアレイの作成(MegaRAID編)

論理(仮想)ドライブを追加します。(下記の青字部分のコマンドを入力します)
Pcliコマンドを入力する場合は、cliは入力する必要はありません。
-r0はRAID0の指定を示す。
-a0は、アダプタ0を指定を示す。

$-cfgldadd –r0[252:1] –a0

<重要>
この処理で、BIOSからドライブとして認識され、ブートデバイスの1番目にRAIDをセットすることが可能となります。この処理を行わない状態では、WebBIOSに入ることが出来ない仕様となっている模様です。

論理ドライブを削除するコマンド
<注意>
論理ドライブが登録された状態で、物理的なドライブを搭載していない状態では、起動時RAID BIOSが‘waning’を表示してしまい、起動が中断してしまう(Enter等の入力待ち状態となる)。このような場合は、論理(仮想)ドライブを削除する必要があります。

$-cfglddel -l0 -a0
Adapter 0: Deleted Virtual Drive-0(target id-0)

MicroServerのBIOS Setup

次に、MicroServerのBIOS Setupを起動します。
BIOS Setup のHard Disk Drives –  1st Drive [RAID:Bus 01 Dev 0] に変更します。

MegaRAID 03 300x194 RAIDアレイの作成(MegaRAID編)

Boot Device Priority を確認します。Hard Disk Drivesの1stDriveをRAIDに変更すると、1st Boot Device はRAIDが自動的に選択されます。

MegaRAID 04 300x195 RAIDアレイの作成(MegaRAID編)

WebBIOSの呼び出し

電源を投入後、RAID BIOSの表示中に、Ctrl + H キーを同時に押します。
注意) WebBIOSの表示は、OSの起動の直前に呼び出されるので、すぐに表示しません。 (POST 時に WebBIOSに入るように指示しておいて、ブートに制御が移った際に、起動する仕様です)

MegaRAID 05 300x188 RAIDアレイの作成(MegaRAID編)

WebBIOSから、論理(仮想)デバイスの初期化を行います。この後、OSからfdiskが可能となります。

MegaRAID 06 300x205 RAIDアレイの作成(MegaRAID編)

以上で、「RAIDアレイの作成(MegaRAID編)」を終了します。

コメント

コメントを受け付けておりません。