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Adaptec RAID 2405のRAIDアレイを作成

MicroServerに、アダプテック社(現在は、ピーエムシー・シエラ・ジャパン株式会社)製のハードウェアRAIDカードを追加して、RAID1 アレイ(ミラーリング)を構築し、ホットスペア機能を使用してドライブ故障時には、自動的に復旧させるようにします。
ドライブは、24時間連続稼動を考慮して、HGST社のUltrastarシリーズ(MTBF 120万時間)を採用します。

RAIDカードは「ADAPTEC RAID 2405」カードを採用しています。

詳細は、 Adaptec社のWebサイト を参照ください。

ASR 2405 300x219 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

このカードの内部コネクタはmini-SASコネクタで、MicroServerの内部コネクタと互換性があり、そのまま差し替えすることができます。ケーブルの長さもピッタリです。
RAIDカードの温度上昇も問題ないレベルにおさまっており、夏場でも安定して動作することを確認済みです。
CentOSでは、標準でRAIDカードのドライバが組込まれており、カードを追加するだけで使用可能です。

前置きはこのくらいで、RAIDアレイの構築をスタートします。

RAIDボリュームの作成

RAIDボリュームの作成は、BIOSベースのRAID設定プログラムを使用して行います。
※OSをインストールした後であれば、Adaptec Storage Manager(ASM)を使用しても、同じことができます。

MicroServerのドライブベイにドライブを装着して、電源を投入します。
物理ドライブとして、CN0, Dev 0,1,3 として、Hitachi HUA722010CLA330がRAIDコントローラから認識されていることを確認します。

raid 01 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

上記の表示がでている状態で、Ctrl + A を押し、Adaptec RAID Configration Utilityを起動します。
下記の表示で、 Array Configration Utility を選択します。
raid 02 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

Rescan Drives を選択します。
raid 03 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

ドライブ情報をアップデートします。
raid 04 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

Initialize Drives を選択します。
raid 05 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

ドライブを選択(反転表示)した後、Insertキーを押し、ドライブを選択します。
ここでは、すべてのドライブを選択し、右側に選択したドライブ名が表示されることを確認します。
raid 06 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

Initialize(初期化)します。
raid 07 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

Create Arrayを選択します。
raid 08 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

ドライブを選択(反転表示)した後、Insertキーを押し、ドライブを選択します。
ここでは、RAID1 Arrayを構成するために、Dev00,Dev01のドライブを選択し、右側に選択したドライブ名が表示されることを確認します。

raid 09 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

Enter キーを押し、Array設定を行います。
・Array Type   :            ’RAID1’を選択します。
・Array Labele  :            ‘File_Server’と入力します。
・Array Size     :            ‘930’ に変更します(最大サイズは931GBだが、1GBだけ少ない値に変更します)
※ 将来、HGST以外(Seagate/WD)の1TBのドライブに交換することを考慮して、ハードディスクの総容量を使い切らないように、配慮しておきます。
raid 10 300x177 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

Enterを押します。
raid 11 300x183 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

Array確認をします。
        Manage Arrays を選択します。
raid 12 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

正しく Dev00 と Dev01がArray Membersになっていることを確認します。
raid 13 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

Global Hotsparesを選択します。
raid 16 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

ドライブを選択(反転表示)した後、Insertキーを押し、ドライブを選択します。
ここでは、HotSpareを構成するために、Dev03を選択し、右側に選択したドライブ名が表示されることを確認します。raid 17 300x188 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

RAID BIOS を使用したRAID Array の設定を終了すると、MicroServerが再起動します。
起動時の表示は、
Array#0 – RAID-1 929.99GB Optional
1 Array(s) Found

と表示していることを確認します。

raid 21 300x163 RAIDアレイの作成(Adaptec編)

 

これで、OSから1つのRAIDアレイのドライブとして認識されるようになります。

<追加情報>

当方の環境では、パワーマネージメント機能は、正常に動作しなかった為、使用していません。
AAC0 : adapter kernel panic’d 80 と表示されて、エラーが出てしまう状況です。ドライバの問題ぽいですね。
※パワーマネージメント機能が使用できなかったことを除けば、特に不具合も無く、元気に稼動しています。

 

この後は、OS上で以下の作業を行いますと、通常のドライブとして使用可能となります。

  • fdiskコマンドによる、パーテイションの作成作業
  • mkfsコマンドによる、ファイルシステムの作成作業
  • mountコマンドによる、マウント作業
  • fstabへドライブ情報の登録作業

以上で、「Adaptec RAID 2405のRAIDアレイの作成」を終了します。

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